ウイルス除菌 次亜塩素酸水のはたらき

 ウイルスは遺伝子の周りにタンパク質膜(カプシド、①)があり、さらにその外殻に脂質膜(エンベロープ、②)があります。

 また、脂質膜を持たなくても活性を維持できる、さらに強いウイルスがあります。

 アルコール除菌では脂質膜は破壊できますが、タンパク質膜は透過できません。

 しかし、次亜塩素酸水(HClO)は脂質膜・タンパク質膜をどちらも透過しウイルス内部を酸化できるので、どちらのウイルスにも強い除菌力を発揮します。

 

 細菌は細胞質・核酸などの必須組織の周りに細胞壁(①)と形質膜(②)があります。

 次亜塩素酸ナトリウム希釈液内の次亜塩素酸イオン(ClO‾)は形質膜(脂質二重層)を透過できないため、細胞壁を酸化して損傷を与えることしかできません。

 しかし、次亜塩素酸水(HClO)は電気的に中性であり分子も小さいため、細胞壁と形質膜を透過でき、細菌の必須組織を直接酸化させて除菌することができます。


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